なぜ赤イカ入塩辛なのに、肝はスルメイカなの??
という質問を結構いただきます。
過去の日記にも書いているのですが、使わない理由は
単純に赤イカはあれだけ身が美味しいにも関わらず、肝が美味しくないんですよね。
なので、今年はそこそこに豊漁でしたので赤イカの肝がどのくらい美味しくなさそうなのか、自宅で捌いた際の画像をちょっとアップしてみます。
(例年はうちで食べたらなくなってしまうんではないか??と心配したりしています(笑))
まず赤イカ全容ゲソも入れると一般家庭のシンクくらいの大きさです。
赤イカ達が「やんのか???」とみてきますが、やるのは私です。
この頭のところを引っこ抜いてみました。
絵的にちょっと苦手な人もいらっしゃるのでは?と思うので
苦手そうな方はここまでにするとオススメです。
いいですか?
大丈夫ですか??
いきますよ???
どどーーーーん
いかがでしょう?
うろ抜きした赤イカの肝なのですが
透き通ってる感じわかりますか?
場所によっては発泡スチロールのつぶつぶが透けてるのが見えます。
あの赤イカのサイズなのに、ワタの量や濃厚さが全然ないんですよ。
赤イカは美味しさのステータスを全て身に全振りしたのではないか?とも勝手におもってたりします。
たとえば赤イカの肝で作ったら??
イカの美味しさよりもヌメッとして生臭い仕上がりになりそうな気がします。
スルメの肝はそのまま見てても何となくおいしそうなコロっと感がありますが
赤イカの肝はみていても美味しそうな感じにはなってきませんね。
ということで当店では赤イカ入塩辛には
スルメイカの肝を使っているんです。
赤イカの身の旨味とスルメイカの濃厚な肝のマリアージュ、
旨い塩辛が食べたいと思った時にちょっと思い出してもらえると嬉しいです!