些細なことが気になります。

過不足っていう言葉がありますよね。
で、不足って言う言葉がありますよね。
そしたら、過足っていう言葉もあるはずですよね。
あってしかるべきじゃないですか。
ところがないんですよね。
辞書を調べたけど無いんですよね。


一応不足の対義語は過剰らしいんです。
大体、この対義語からして変じゃないですか。
不足っていう漢語を訓読みにすれば、「たらず」ですよね。
これはとてもよくわかります。
過剰はじゃあ訓読みでなんと読むのでしょうか?
そもそも剰なんて字の訓読みがわからないじゃないですか。
剰なんて日常生活で訓読みで使いませんよね。
辞書を見てみましょう。
なになに・・・

あまり-さえ ―さへ 【▽剰へ】
(副)
〔「余り」に助詞「さへ」が付いた語〕「あまつさえ」に同じ。
「―疫癘(えきれい)うちそひて/方丈記



あま・・・り・・・?
初めて知りました。
どうやら古語でしか存在しないようですが。剰はあまりでした。
ということは、過剰は「あまりすぎ」になるのですね。
うわあ、なんと見事な対義語。
過不足ということばは、過不・足かと思っていましたが、
過・不足なのでしょう、たぶん。
どうしましょう、このエントリーを書き始めた瞬間はわからないと思っていたのに、
書いているうちに解決してしまいました。
すっきりしたのになんだか悔しいです。